Microsoftは米国時間9月1日、Windows Vistaの製品候補第1版(Release Candidate 1:RC1)を公開した。
同バージョンの公開は、退社を予定しているWindows開発責任者Jim Allchin氏がテスター向けの電子メールで明らかにした。同氏は電子メールの中で「(5月公開の)ベータ2以降、多くが改善された」と述べている。同氏は、変更点として、ユーザーインターフェースの調整、デバイスドライバの追加、性能の向上が挙げている。この電子メールの内容は、Windows Vista Teamブログでも公開されている。
Allchin氏は、Vistaに関する作業が終了したわけではなく、「アプリケーションの互換性などに取り組んでいる」と述べている。また、同氏は、ソフトウェアメーカー各社に対して、RC1を使って製品を検証することを推奨している。
Microsoftは、同OSを11月には主要メーカーに配布し、1月には正式公開できるよう開発を進めている。
今回公開されたRC1は、一部の技術ベータテスターと企業テスターに現在は公開されており、Microsoftの開発者ネットワークMSDNのテスターには来週に公開される。ビルド番号は5600であり、Microsoftが一部企業に今週公開したテスト版に比べ、わずかにアップデートされている。
Vistaのテストに参加している一般消費者へのRC1の配布時期について、Microsoftでは明らかにしていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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