現在リリースされている「Windows Vista」のテスト版を試用したくとも、今を逃せばチャンスはもうめぐってこないかもしれない。
MicrosoftのブロガーであるIan Moulster氏によれば、同社が独自に設定したベータ版配布数が限界に近づいており、米国時間6月30日を最後に新たなダウンロードを中止する方針だという。
「念のため記しておくが、ダウンロードおよび現品のどちらに関しても、われわれが配布している『Windows Vista Beta 2』の数には限りがあり、その限界がすぐそこまで近づいている。つまり、ベータ版を試用したいユーザーは、今すぐ入手しなければならないということだ(今すぐというのは、文字通り今この瞬間を指す)」(Moulster氏)
Microsoftは5月にWindows Vistaの第2ベータをリリースしたが、これが一般利用できるようになったのは6月に入ってからだった。同社は当時から、テストに参加できるユーザー数には制限があると警告していた。
現時点における計画では、何度もリリースが延期されてきたVistaは2006年末までに開発が完了し、大手企業顧客への提供が始まることになっている。一般向けのリリースは、2007年1月に予定されている。
配布終了前にダウンロードを開始したベータ版については、作業終了が配布終了時刻を多少過ぎても問題ないとMoulster氏は述べている。ただし、プロダクトキーの取得と、ベータ版のアクティベーションを忘れないようにとの注意も促した。「ベータ版のアクティベーションを済ませたユーザーには、今後リリースする(中略)製品を試用できるようにするつもりだ。だが、明確な態度を取ることができないのも事実である。とにかくわたしを信頼して、アクティベーションを行ってもらいたい」(Moulster氏)
Microsoftのほかの関係者も、あらかじめ予定していたVista Beta 2の配布数が限度に達しつつあることを認めている。同関係者は、「Vista Beta 2のコードの配布数には制限が設けられている。現在ではほとんどすべてのベータ版を配布し終えており、試用プログラムを早期終了せざるを得なくなった」と、電子メールの中に記した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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