ラスベガス発--Microsoftの幹部は米国時間3月21日、米国では2月にWindows XP搭載PCよりもWindows Media Center搭載PCの方が数多く売れたことを明らかにした。Media Centerの販売数は3月末までに1000万に達する見込みだという。
当地で開催中のウェブ開発者およびデザイナー向けイベント「MIX06」の基調講演で、Microsoft Windows eHome部門のコーポレートバイスプレジデントJoe Belfioreが同製品の販売数を公表した。
また同氏は、2007年の「Windows Vista」発売時に予定されているMedia Centerの改良についてデモも行い、「テレビと双方向ビデオコンテンツの境界線があいまいになる」と語った。
マルチメディアコンテンツを扱うためのMedia Centerは、発売当初の数年間はあまり売れなかった。しかし、Microsoftが値下げを実施し、内蔵テレビチューナーを必須とするPC要件を変更してからは販売が伸びている。
Belfiore氏によると、Media Centerの売上は月100万個のペースで推移しており、3月末時点には合計1000万個に達すると同社は「確信している」という。
また同氏は第三者による調査の結果を引用し、米国の小売店で販売されるPCの59%がMedia Center搭載PCであると語った。20日には、Microsoft会長のBill Gates氏が、Media Center搭載PCの販売が2005年12月にはWindows販売全体の40%を占めたと語っている。
Microsoftは、VistaのMedia Center版を用意する計画はないが、「Home Premium Edition」と「Ultimate Edition」の両方にビデオ録画機能などを搭載させる予定だ。Ultimate Editionは、企業向けバージョンと消費者向けバージョンの良い機能を組み合わせたものになる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」