インデックスの子会社であるインデックス・ソリューションズは2月20日、クロスメディアサービスの企画などを手がけるクレメンテックと次世代クロスメディアソリューションを共同開発し、その第1弾としてカメラ付き携帯電話を使った画像認識サービス「PicLin(ぴくリン)」の提供を開始した。
クレメンテックは、携帯電話と出版物など既存メディアをつなぐ新しいクロスメディアプロモーションの提供を目指し、画像認識技術を利用したM4(Mobile MultiMedia Marketing)サービスを提供している。これは、カメラ付き携帯電話で対象物を撮影した画像を利用して、さまざまなコンテンツやサービスへと誘導できるサービスで、PicLinはこのサービスを活用したものだ。
PicLinは、カメラ付き携帯電話で撮影した画像を、メールまたは専用アプリケーションを使って画像認識サーバに送信し、サーバ上でその画像と関連する情報やコンテンツなどをマッチングさせたあと、携帯電話やPCにさまざま関連コンテンツを配信することでプロモーションする。
画像自体を認識するため、既存の「二次元コード」や「画像透かし技術」のサービスと違い、印刷物などのデザインに影響を与えない。また、過去に配布済みの印刷メディアをプロモーション対象にすることもできる。さらに紙媒体だけでなく、単純な立体物なども認識可能だ。
インデックス・ソリューションズとクレメンテックは、PicLinを核にして今後さらに拡大する携帯電話を活用した各種プロモーションにおいて、サイトへの誘導やムービーの閲覧、EC連動など、さまざまなサービスとの連携にクロスメディアソリューションサービスのインフラを提供していく。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」