カリフォルニア州サンフランシスコ発--Intelは米国時間8月23日、気温が高くて、ほこりっぽい環境でも使用に耐えられる新型PCを、新興国市場向けに提供していく計画だと発表した。
同社では8月23日、「Community Computer」と呼ばれるコンセプトモデルを、当地で開催されているIntel Developer Forum(IDF)会場のビデオプレゼンテーションの中で披露した。
同モデルは2006年に登場する予定で、発展途上国の僻地での使用を想定して設計されている。
(写真提供:Michael Kanellos) |
このコンセプトモデルでは、ちりや虫がPCに入り込むのを防ぐために、ファンの吸気口の隣にフィルターが備え付けられているという。また、このモデルは、華氏100度(摂氏38度)以上の気温の高い環境でも動作すると同社は述べた。IDFで展示されたこのPCでは、押せばすぐにデータ復旧が可能なボタンスイッチが用意されていた。
Intelは、このコンセプトモデルがインドなどの地元PCメーカーによって開発されたものなのか否かについては言及していない。
同コンセプトPCは、標準的な車載バッテリに接続可能な電源機構も備えている。Intelでは、停電が頻発し、かつその状態が長く続くような地域において、この機能は重要だと述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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