Dellによると、同社のPowerEdge 1650サーバで使用されているマザーボードに欠陥があり、システムが加熱して発煙し、故障する恐れがあるという。
Dellでは、一部のマザーボードで使用されているインダクタ(電圧を制限するための部品)にある欠陥が原因で、この部品が過熱して煙を出し、シャットダウンしてしまう問題が生じると説明している。
PowerEdge 1650サーバは2002年に発売された1Uのラックマウントサーバ製品で、昨年後継モデルのPowerEdge 1750に置き換えられた。問題のあるサーバは、2003年1月から5月に生産されたと、Dellの米国製品コミュニケーションチーム責任者のBruce AndersonはZDNet UKに述べている。
しかしこの欠陥の危険があるのは、ごく一部のサーバだけだとAndersonは指摘。「問題があるのはこの期間に生産されたサーバの一部だけで、全部ではない」(Anderson)
欠陥のあるサーバは、過熱後に「ごく少量の」煙を放出するが、危険は全くないとAndersonは頑固に主張する。「普通、顧客が体験する症状は、システムのシャットダウンだけだ。もしシャットダウンが生じたら、直ちに我々に連絡してほしい」(Anderson)
2003年1月から同5月の間に生産されたPowerEdge 1650にはすべて、この欠陥を含んでいるある恐れがあり、影響の範囲は全世界に及ぶ。Dellは同社の定期的メンテナンススケジュールの一環として、欠陥マザーボードを交換するとしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」