Windows Media Centerの販売数が加速--MSが明らかに

文:Martin LaMonica(CNET News.com)
翻訳校正:尾本香里(編集部)
2006年03月22日 14時03分

 ラスベガス発--Microsoftの幹部は米国時間3月21日、米国では2月にWindows XP搭載PCよりもWindows Media Center搭載PCの方が数多く売れたことを明らかにした。Media Centerの販売数は3月末までに1000万に達する見込みだという。

 当地で開催中のウェブ開発者およびデザイナー向けイベント「MIX06」の基調講演で、Microsoft Windows eHome部門のコーポレートバイスプレジデントJoe Belfioreが同製品の販売数を公表した。

 また同氏は、2007年の「Windows Vista」発売時に予定されているMedia Centerの改良についてデモも行い、「テレビと双方向ビデオコンテンツの境界線があいまいになる」と語った。

 マルチメディアコンテンツを扱うためのMedia Centerは、発売当初の数年間はあまり売れなかった。しかし、Microsoftが値下げを実施し、内蔵テレビチューナーを必須とするPC要件を変更してからは販売が伸びている。

 Belfiore氏によると、Media Centerの売上は月100万個のペースで推移しており、3月末時点には合計1000万個に達すると同社は「確信している」という。

 また同氏は第三者による調査の結果を引用し、米国の小売店で販売されるPCの59%がMedia Center搭載PCであると語った。20日には、Microsoft会長のBill Gates氏が、Media Center搭載PCの販売が2005年12月にはWindows販売全体の40%を占めたと語っている。

 Microsoftは、VistaのMedia Center版を用意する計画はないが、「Home Premium Edition」と「Ultimate Edition」の両方にビデオ録画機能などを搭載させる予定だ。Ultimate Editionは、企業向けバージョンと消費者向けバージョンの良い機能を組み合わせたものになる。

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