Microsoft Business Solutions-Solomonグループは、GotDotNetウェブサイトのMicrosoft Permissive Licenseの下で、同社のBusiness Portal Liteソフトウェアのソースコードを掲示する計画だと語った。
同ソフトは、Safari、FirefoxやMozillaを含む複数のブラウザからSolomon ERPアプリケーションにアクセスできるようにするためのソフトである。これは、MicrosoftのビジネスアプリケーションブランドであるMicrosoft Dynamicsが、同社のShared Sourceイニシアティブの一環として発表した最初の製品だ。
この発表は当地で開催中のOpen Source Business ConferenceでMicrosoftのShared Sourceプログラム担当ディレクターJason Matusowが行ったものだ。同氏によると、これはオープンソース開発モデルの強みを取り入れることを目的に、同社が進める取り組みの一部だという。
Portal Liteは比較的少ない約600社のMicrosoftビジネスアプリケーションパートナーを対象にしたものだが、Matusowは彼らの間で同ソフトが歓迎されると期待している。
「この限られたコミュニティにとっては面白いソフトだが、一般的にはあまり魅力的でないかもしれない。しかし、これらの600社のパートナーは、このソフトによって共同でテクノロジーを開発し、それぞれの顧客に役立たせることができる」とMatusowは述べた。
Matusowによると、中核となるプロジェクトは引き続きMicrosoft社員が開発し、リードしていくという。Microsoftはこのプロジェクトを通して、コードを限られたコミュニティに公開した時にソースコード共有モデルがどのように機能するかを探りたいと考えていると同氏は述べた。
「この分野でMicrosoftはまだまだ成長する余地があり、学ぶべきことも多い」(Matusow)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」