中国の小規模企業は今後12カ月にわたり約500万台のPCを購入すると見込みであると、AMI-Partnersが発表した。
AMI-Partnersによると、中国には現在834万社の中小企業が存在し、そのうちの99%は従業員数が1〜99名の小規模企業で、残りの1%が従業員100〜999名の中規模企業だという。
AMIでは中国の小規模企業のうち60%が、今も日常業務でPCを使用していないと試算している。しかし、これらの企業の72%が今後12カ月のうちに平均1.3台のPCを購入するとAMIは述べる。これはすなわち、中国全土で約500万台のPCが小規模企業向けに販売されることを意味する。
しかし、PCメーカーはこの特定のユーザーグループが価格に非常に敏感であることを知っておくべきだと、AMIのシンガポールオフィスでリサーチアナリストを務めるDiana Ngは声明のなかで述べた。
「PCベンダーは、この朗報に期待する前に、このターゲットグループがIT支出に慎重であることを肝に銘ずる必要がある。中国の中小企業は購入決定を下す前に、一番安い価格を求めてあちこちを見て回る傾向がある」と同氏は説明した。
AMIによれば、まだPCを導入していない中国の中小企業は多くの場合、海外メーカーではなく、Lenovoのような国産メーカーを好むという。AMIは、Lenovoなどのメーカーが好まれるのは、これらの企業が「世界に通用する技術を低価格で」提供するとみなされているからだと述べた。
AMIが調査した中小企業10社のうち1社は、今後12カ月のうちにノートPCを購入する計画で、大半がLenovo製品に興味を示しているという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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