Linspireは米国時間1日、同社のデスクトップ向けLinuxオペレーティングシステム(OS)「Linspire Five-0」を9月6日まで無償で提供すると明らかにした。
Linspire Five-0は通常49.95ドルで販売されているが、同社では「Freespire」というパッケージがネット上で配布されていることから生じた混乱を受けて、自社のOSを無償で提供することに決めたと、声明のなかで述べている。
Linspireと、Freespireを開発したAndrew Bettsはともに、FreespireにLinspireのソースコードが使われていることを認めているものの、このOSはLinspire Five-0の無償版ではないと主張している。
「Andrewのプロジェクトには、実際にLinspireを・・・Linspireたらしめているいくつかの要素が使われている。これらのなかには、MP3やJava、Flash、Quick Time、Windows Media、Bitstreamフォント、Realのメディアフォーマットに対応するサードパーティライセンスが含まれている」(Linspireの声明)
さらに混乱が生じることを避けるため、BettsはFreespireの名称を変更することに決め、暫定的に「squiggle」と呼ぶことにしたと声明のなかで述べている。
Linspireでは、Freespireがタダで手に入ることから、これを真似したらおもしろいことになると考えて、Linspire Five-0を無償で提供することに決めたと、同社は声明のなかで説明している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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