米サンフランシスコ発--Intelは23日、Mac用ソフトウェア開発者がIntel製チップ上で動作するプログラムの性能向上を図れるようにすることを目的としたソフトウェアツールのテスト版を2005年中に発表予定であることを明らかにした。
Intelは2005年末までに、同社のコンパイラとパフォーマンスライブラリのベータ版を発表する。この2つには、デジタルメディア処理と科学的なコンピューティングタスクの両方に最適化されたコードが含まれている。
IntelのコンパイララボのディレクターKevin Smithによると、それらの2つのツールは、LinuxやWindowsベースのプログラム向けに開発された同社製ツールをすでに利用している人々の関心を引くはずだという。また同氏は、Intelのコンパイラは通常、同社製チップ上で最高の性能を発揮すると付け加えた。
SmithはIntel Developer Forumでプレゼンテーションを行った後、CNET News.comの取材に応じ「われわれは他の誰よりも、Intel製プロセッサ上でIntel製コンパイラのチューニングを行っている」と語った。Apple ComputerがIntel製プロセッサに移行すると発表したのを受け、Intelは2005年6月、Mac向けコンパイラを発表することを明らかにした。
Smithは、2種類の新ツールの正式版のリリース時期は未定だとし、その理由として、同社はMac向けアプリケーションの開発者とWindowsやLinux向けアプリケーションの開発者との相違点についてより詳しく知りたいと考えているため、と説明した。同氏によると、以前IntelがLinuxのサポートを追加した際、Linuxプログラマたちが全く異なる方言を用いてプログラミングしていることが分かったという。
「これはわれわれにとって全く新しい市場だ」(Smith)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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