IBMは米国時間13日、コラボレーション/開発ソフトウェア「Workplace」の次期バージョンにブログ機能を搭載する意向を明らかにした。
同社では「Workplace 2.5」および「Workplace Designer 2.5」を8月にリリースする予定で、今回のブログ関連の計画の詳細も、同ソフトウェアのアップグレードについての発表の一環として公にされた。IBMは、コラボレーションとソフトウェア開発のツールであるWorkplaceにブログ機能を追加するのは、同社の企業クライアントの間でブログの人気が高まっていることに配慮したためだと語っている。
ブログはウェブログの略称で、IBMによれば、自らが携わっているプロジェクトの情報を共有するためなどに、企業社員が頻繁に利用しているという。同社の広報担当は、IBMはWorkplaceにブログ機能を追加することで、特にWorkplace Designerを用いてアプリケーションを開発する際に利用できる、新たなコミュニケーションフォーマットをユーザーに提供しようとしていると述べた。
Workplaceに新たに搭載されたブログソフトウェアには、ページの保存や検索に関わる多数の機能が実装されると、IBMは発表している。ブログにはそもそも、他のウェブページへリンクを張ったりコメントを投稿したり、他者に特定のドキュメントを転送したりする機能がある。なお、Workplaceのテスト版は、IBMのウェブサイトで入手できる。
同ソフトウェアにはさらに、複数のブログに対する中央管理機能、カスタムセキュリティ機能、気に入った投稿を他者と共有するための「ブログロール」ツールなども搭載される。また、同ソフトウェアではRSSフィードを作成することが可能で、ユーザーはこれを利用して常に気にかけているブログを購読できるようになるという。
Workplace Designerパッケージに搭載されるIBMのブログツールは、特にIT専門家らによる利用を念頭に置いて設計されており、バグトラッキングやプロジェクトワークフローといった、ソフトウェア開発上の作業などを効率よく進めるための機能も含まれている。Designer 2.5システムでは、開発プロセスで利用される典型的なブログのテンプレートも用意されるという。
IBMはこれまでにもLotus NotesやDominoにブログ機能を追加してきた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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