ターボリナックスは、Linuxカーネルバージョン2.6のサーバOS「Turbolinux 10 Server」にNECのクラスタソフトウェア「CLUSTERPRO for Linux Ver3.1」を組み込み、フェイルオーバークラスタソフトウェア「Turbolinux Cluster HA 3.1」として3月11日に販売を開始する。ターボリナックスが2月28日に明らかにしたもの。税込み価格は63万円(2ノード)から。
Turbolinux Cluster HAは、システム停止が許されないクリティカルな業務向けのクラスタソフトウェア。共有ディスク方式の「Turbolinux Cluster HA 3.1 SE」と、データミラーリング方式の「Turbolinux Cluster HA 3.1 LE」という2製品を提供する。「各種業務アプリケーションの信頼性を向上させ、 システムダウンによる業務停止、ビジネス機会損失を最小限に抑える」(ターボリナックス)
Turbolinux Cluster HA 3.1 SEは、最大32台のサーバをSCSI/ファイバチャネル/NAS対応の共有ディスク装置を介して相互接続する。アクティブノードの障害時には処理を他ノードへ委譲し、運用の連続性を保つ。
Turbolinux Cluster HA 3.1 LEは、イーサネット接続された2台のサーバ間でデータミラーリングを行い、フェイルオーバー機能を実現する。オプション製品の「Turbolinux Cluster HA 3.1 LE FastSync Option」(2ノード分の税込み価格は44万1000円)を利用すると、障害やメンテナンス後のサーバデータ同期が差分データのみで済むので、縮退運転からの復帰時間を短縮できる。
さらに、データベースサーバ、ファイルサーバ、 インターネットサーバを監視するオプションソフトウェアも用意する。税込み価格はそれぞれ15万7500円。
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