IBMのブレードサーバの売上は、前年比316%増の5億1800万ドルとなった。またHPは4億3700万ドル(78%増)、Sunは1億1500万ドル (76%増)となったのに対し、Dellは48%減の3300万ドルだった。
Linuxの売上は、IBMが15億ドル(48%増)、HPが12億5000万ドル(36%増)、Dellが7億4800万ドル(44%増) だった。
Sunは、主にAMDのOpteronを中心としたx86サーバに、自社版UnixのSolarisを普及させる取り組みを開始した。同社はこの取り組みでいくらかの成果を上げたが、売上は、x86市場全体の規模に比べるとわずかに過ぎない。なお、x86市場全体の市場規模は、前年比299%増の5900万ドルとなっている。
Sunは、Linuxに代わるものとしてSolarisを売り込んでいるが、同社ではLinuxサーバの売上の方がx86用Solarisを上回り、前年比93%増の5900万ドルとなっている。
AMDは2003年にOpteronを発売し、x86チップへの64ビット機能追加で先行した。これに対し、Intelでも2004年に追従する動きに出た。このように、AMDの方が先行したにも関わらず、64ビット対応のx86チップ搭載サーバの売上はIntelの方が多かった。Intelの64ビットXeon搭載サーバの売上が13億ドルだったのに対し、Opteronサーバは8億3800万ドルだった。
Intelはまもなく、さらにリードを伸ばす可能性がある。同社では今後数カ月以内に新しい64ビットXeonを複数リリースする計画だ。「Cranford」および「Potomac」(ともに開発コード名)というこれらのチップは、4ウェイサーバ用に設計されたものとなる。なお、Opteronはすでに4ウェイサーバ用のモデルがリリースされている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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