サンフランシスコ発--Apple ComputerがiWork '05という生産性ソフトウェアパッケージを発表したが、同ソフトウェアを含む多数の商品を展開することで、同社はMicrosoftや同社のOfficeと衝突することになる。
Appleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobsは米国時間11日、開催中のMacworld ExpoでiWork '05を発表した。79ドルで販売される同ソフトは、Appleが開発した新しいワープロソフトPagesと、同社が2年前に発売したプレゼンテーションソフトKeynoteの改良版で構成される。同社はまた、499ドルのMac Miniや、フラッシュメモリを採用した新型iPodsなどの新製品も発表した。
iWork は米国では1月22日に、全世界では1月29日に発売される。
Appleには、AppleWorksという生産性ソフトウェアがすでに存在しているが、この製品は主に教育機関など一部の市場にしか普及していない。またデータベースソフトのFileMakerが、MicrosoftのAccessに対して大きな脅威となったことも1度もない。
しかしJobsは、iWorkの主な強みはMac OS Xとの統合性の高さにあると語る。「iWorksは、Mac OS Xを活かすためにイチから開発した製品だ」(Jobs)
PagesとKeynote 2は、AppleのiLifeの改良版であるiLife '05とも連携して使うことができる。iLife '05にはiPhoto、iMovie、iDVD、GarageBandの新バージョンと、最新版のiTuneが含まれる。
Pagesでは、手紙やニュースレター、報告書、パンフレット、履歴書を作成できるほか、iPhotoで管理している画像をドラッグアンドドロップして簡単に文書中に追加できる。
またiLifeを使って、Keynote 2に静止画や動画、音楽ファイルを簡単に挿入できるようになる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」