Microsoftが、先ごろ買収したGIANT Company Softwareの技術をベースに開発したスパイウェア対策ツールのベータ版を、数日中にリリースする見込みだ。
Microsoftは、自社製のスパイウェア対策アプリケーションを提供する目的で、昨年12月にスパイウェア検出ソフトウェアを開発する未公開企業のGIANTを買収している。スパイウェアとは、ユーザーのPCにポップアップ画面を次々に表示したり、コンピュータの動作を密かに監視したりする悪質なソフトウェアのこと。
技術者が集うサイトの1つであるNeowin.netには、同スパイウェア対策アプリケーションのベータ版のスクリーンショットが掲載されており、このベータ版は米国時間6日にリリースされると記載されている。
Microsoft Franceのセキュリティ技術チームを率いるNicolas MirailはZDNet Franceの取材に対し、「既に社内ではスパイウェア対策ソフトのテストを進めている。1月中に一般向けにリリースする予定だ。正確なリリース日はまだ決定していない」と述べた。
同ソフトウェアはWindows 2000以降のオペレーティングシステム(OS)に対応する予定。Microsoftは、同アプリケーションが、セキュリティパッチのようにWindowsの一部として配布されるのか、別個の製品として提供されるのかについては口を閉ざしている。
Microsoftではまた、ウイルス対策ソフトウェアも開発中だ。こちらはWindowsとは別個の製品として提供される可能性が高い。同ウイルス対策ツールは今年中にリリースされる見通し。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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