ソフトイーサは12月22日、VPNソフトウェアの次版であるSoftEther VPN 2.0を使った実験用サーバ「SoftEther VPN 2.0実験用公開VPNサーバー」の運用を開始した。無償利用が可能で、実際にVPN通信を行ってSoftEther VPNの使い方を習得できるという。同サーバの運営は、2005年7月1日まで行う予定。
同サーバのハードウェアは筑波大学内に設置した。4Gbps以上のバックボーンで学術情報ネットワーク(SINET)に直接接続されており、インターネットから高速アクセスできる。IPアドレスは130.158.6.51。ホスト名はpublic.softether.com。
4台のマシンでSoftEther VPN Server 2.0を動かし、VPNサーバファームを構築。SoftEther VPN 2.0の負荷分散技術を活用することでクライアントからの接続負荷を分散すると同時に、1つの大きなVPN(Layer-2仮想ネットワーク)としての機能を提供している。
各クライアントは、VPNネットワーク側のDHCPサーバからIPアドレスを割り当てられ、単一のIPネットワーク(10.0.0.0/8)に所属する。VPN内にはNATルータも設けられており、VPNサーバネットワーク経由でインターネットにアクセスできる。
同サーバへの接続には、SoftEther VPN Client 2.0のBeta 1に同梱されている接続アカウントと、public.softether.com用のSSLサーバ証明書(公開鍵)を使う。
なお、同VPN実験の実施には、以下の組織が協力した。
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