Microsoftは米国時間3日、2005年になってもWindows NT Server 4を使い続ける企業は、カスタム契約を結ばなければサポートを受けられなくなることを重ねて強調した。
Microsoftは、2004年末の延長サポートプログラム終了時に、同OSを引き続き利用する企業に対して最大2年間のカスタムサポートを提供する。
同社ではセキュリティ上の問題に対応するための無償プログラムを延長することをすでに決めており、今後「緊急」あるいは「重要」に分類される脆弱性に対する修正パッチの提供を約束している。同社はこれまで「緊急」の欠陥にしか対応を約束していなかった。
これらの修正パッチは、有料のカスタムサポートプログラム参加者のみに提供される。ただしMicrosoftでは、Blaster級のウイルスが発生した場合、一般にもパッチを提供するとしている。
同時に、MicrosoftはNT 4 Serverに関する12月31日の終了期限に変更がないことも強調した。デスクトップ版であるNT 4 Workstationは6月にサポートを終了している。
今年多くの時間をかけて顧客と対話を進めてきたMicrosoftは、それを踏まえてカスタムサポートを最長で2年間提供することに決定していた。そして、早急に移行を進める顧客へのインセンティブとして、このサービスを3カ月分の値段で購入できるようにした。同社は、できるだけ多くの顧客に新バージョンにアップグレードしてもらえるよう、移行手順の説明を自社Webサイトで公開するなど、さまざまな方法で説得を続けてきている。
Microsoftは同プログラムの料金を明らかにしていないが、社内のサーバ台数にかかわらず契約期間に応じた均一料金になるという。
Windowsサービス戦略担当シニアディレクターのPeter Houstonは、このカスタムサポートプログラムに申し込んだ顧客の正確な数は分からないとしたが、しかし同氏はだいたい百数社で、その大半は大口に分類される企業や政府機関だと述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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