VA Linux Systems Japan(VAリナックス)はローカルエリアネットワークの負荷分散と高可用性サービス用ソフトウェア「VA Balance」を発表した。
この製品はVAリナックスがオープンソースプロジェクトで開発していた負荷分散ソフトウェア「UltraMonkey」と、Debian GNU/Linuxをベースに開発した基盤OSである「VA Core」を組み合わせたもの。OSと一体化されたソフトウェアとして提供される。
また、本製品のリリースに合わせ、従来のUltraMonkeyの機能に、IPフィルタ、SNMPによるサーバ監視、同時セッション数の制限値設定機能が追加されている。さらに数カ月内には通信事業者などで経路制御に用いられるRIPやOSPFなどのサポート、設定管理GUI、実サーバ側アプリケーション・パッケージの自動更新サポート機能等も随時提供される見込みだ。
VA Balanceの提供は2005年1月からとしており、2台冗長化構成を1セットとして扱い、セットあたりの価格は70万円から、OSサポート込みの年間保守料は14万円から行うとしている。同社は本製品を通信事業者、データセンター事業者、ISP、ASPを主な対象として販売活動を積極的に行うという。
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