Microsoftが米国時間8日、次期バージョンのWindows Serverを披露した。この新しいオペレーティングシステム(OS)は、政府や企業がPC同士をつなげてクラスタを構成し、スーパーコンピュータを構築できるように設計されたものだ。
Microsoftは、ペンシルバニア州ピッツバーグで開催中のSC2004スーパーコンピューティング・カンファレンスで同OSのデモを行い、正式名称が「Windows Server 2003 Compute Cluster Edition」になったことを発表した(これまで同社は、同製品を「Windows Server HPC Edition」と呼んできた)。Microsoftは、同OSの価格やパッケージ内容について、まだ最終的決断を下していない。
Microsoftによると、新OSは現行の「Windows Server 2003」をベースに開発されたという。新製品は、クラスタやネットワークに関連した各種標準をサポートする他、統合ジョブスケジューラ、クラスタリソース管理といった機能も備えている。同製品は、2005年後半に出荷される予定だと同社はいう。
CNET News.comが最初にレポートしたように、Microsoftは今年初めからこのソフトウェアの計画を進めてきた。同社は6月に、高性能コンピューティング分野向けのWindows OSを開発中であることを認めている。
Microsoftは、今月後半にも複数のパートナー企業にソフトウェア開発キットを配布し、新しいOSに対応したアプリケーションを構築し始められるようにすると述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」