Linuxソフトメーカーの米Red Hatは7日(米国時間)、同社の企業向け製品「Enterprise Linux 3」のアップグレード版を発売開始した。この最新版ではセキュリティ機能の強化、IBM Power5サーバや新ドライバのサポート、バグ修正などが行われている。
この「Enterprise Linux 3 Update 3」では、スタックオーバーフロー/バッファオーバーフロー/関数ポインタオーバーフロー攻撃からの保護や、メモリ内のデータ構造を上書きする別種のセキュリティ攻撃からの保護を実現するため、Exec-ShieldやPosition Independent Executable(PIE)といった機能が追加され、セキュリティが強化されている。No eXecute(NX)機能については、Intelのx86プロセッサやEM64T、さらにAdvanced Micro Devices(AMD)のAMD64プロセッサもサポートされることになった。
Red Hatによると、これらの機能は攻撃者の悪意あるコードの実行能力を低下させることを目的に設計されているという。
また同社はUnisysとの提携も発表した。この提携の一環として、Intelの32/64ビットプロセッサを搭載するUnisys ES7000サーバにRed HatのEnterprise Linuxが採用される。Unisysの3D-Visible Enterpriseプログラムの顧客がRed Hat製品の使用する場合でもサポートを受けられる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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