SRAは、PostgreSQL技術者の資格を認定する「PostgreSQL技術者認定制度」を開始することを発表した。制度は2階層からなり、まず基本的なPostgreSQLの利用や運用管理技術を確認する「PostgreSQL CE Silver試験」が10月1日から受験可能になる。
PostgreSQL技術者認定試験(PostgreSQL CE)は、PostgreSQL利用したシステム開発や運用を行うエンジニア、トレーナー、コンサルタントなどを対象とした資格認定制度。運営をSRAが、試験の実施・運営をピアソンVUEが行う。
これまでは客観的にPostgreSQL技術者のレベルを判断する基準がなく、技術者不足などが問題になっていた。今後、資格を取得することで技術者が客観的な評価を受けられ、企業も的確な人材を確保できるようになるという効果がある。
認定資格はPostgreSQLのメジャーバージョンごと、および技術レベル区分ごとに、基礎レベル資格「Silver」と上位レベル資格「Gold」が設定される。今回、10月より開始されるのは「PostgreSQL CE 7.4」に対応した基礎レベル資格「PostgreSQL CE 7.4 Silver」だ。
「PostgreSQL CE 7.4 Silver」の想定する資格認定者は、PostgreSQLの基本的な知識を持ち、データベース部分の担当や基本的な運用・管理ができる技術者。試験はCBTで行われる。択一と多肢選択式の設問が50問で、出題範囲の内訳は一般知識10%、運用管理40%、開発/SQL50%となっている。試験は80分間で行われる。
受験予約は9月15日から可能で、受験費用は1万3000円(税別)。上位資格にあたる「PostgreSQL CE Gold」については2005年以降の実施が予定されている。
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