あまり趣向を凝らしたお買い物リストは作らないほうが良い。Microsoftが「To Doリスト」の豪華版について特許を取得したからだ。
米国時間8日に承認され、Microsoftに付与された米国特許No. 6,748,582は、ソフトウェア開発環境での「タスクリスト」の使用に関して適用されるものだ。
今回特許を与えられたのは、開発中のアプリケーションのソースコード内に残された特定のコメントを、付属のチェックリストに統合する技術。ソースコードの中に「TODO(するべきこと)」のコメントを残しておくと、オーサリングアプリケーションが自動的にタスクリストの中に項目を作成する。そして、タスクリスト上の項目に作業済みのマークをつけると、それに対応するソースコードコメントも変更される。
この特許はソフトウェア開発に特に限定されたものであり、休暇の準備で「持ち物リスト」を作っている人間が心配する必要はない。ただしこれは、取得特許の数を増やそうとしてMicrosoftが進めている取り組みとは一致する。
同社は昨年、自社が保有する知的財産からの収益拡大を狙ったキャンペーンに乗り出したが、それ以来同社が申請した特許の数は数百件に上る。同社は既に、ダブルクリックのような一見初歩的に思える事柄から、XMLのスクリプト手法など難解なものまで、複数の特許を取得して全ての分野をカバーしようとしている。
今年に入って、Microsoftに数種類のリンゴの木に対する特許が認められるというアクシデントが起こったことから、同社の進める特許取得キャンペーンは滑稽な様相を呈するに至っていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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