BMWとHPが手を組み、エグゼクティブ向けの最新のオモチャ作りに励んでいる。そのオモチャとは無線LANを搭載した乗用車だ。
Bluetoothまで搭載するこのクルマは、運転手付きの車で移動する際に、自分のタブレットPCでウェブや電子メールを利用したいと考える政治家や企業幹部をターゲットにしたものだ。
このクルマはGSMもしくはGPRS経由での接続が可能で、コスト意識の高いエグゼクティブにメリットのあるローミング機能も備えている。ただし、運転手付きのBMWを持てるエグゼクティブがそこまでコスト意識が高いとは考えにくい。
価格に関する情報は一切なく、発売もまだだが、両社は近日中にこのクルマを顧客の元に届けたいと考えている。理屈の上では、将来的にこの技術がローエンドのモデルにも採用されるようになり、営業担当社でもPDAを接続できるようになるという。
HPの広報担当の話では、無線電波が届かないところでも、すべてのアプリケーションが「接続されているかのような状態」を保つ設定となっているため、トンネルも大きな問題とはならないはずだという。
ただし、この車載技術のもう1つの応用方法は、それほど好意的に受け入れられないかもしれない。両社の推測では、警察がこのシステムには興味を持つかもしれないという。そうなればスピード違反のドライバーを捕まえて、ネットワーク経由で数秒とかからず違反切符を切ることも可能になるわけだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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