シスコシステムズとネットマークスは4月30日、日興コーディアル証券が本社機能やトレーディングセンターを備える新川オフィスにIP電話システム「シスコIPコミュニケーション」を導入すると発表した。約1000台のIP電話機など機器の導入作業は2003年10月に開始し、2004年5月から本格稼働させる。
新川オフィスに導入したIP電話機はCisco IP Phone 7912Gが主で、一部Cisco IP Phone 7960G/7914も利用する。さらに、IP電話機だけでなく、ノートパソコンからもIP電話利用を可能とするSoftPhoneの活用も視野に入れている。
IP電話システムを導入するメリットとしては、電話と電子メールの融合によるコミュニケーション効率化、IP電話対応ノートパソコンを使った出先での社内電話利用、コールセンターで収集した通話データの有効活用などが挙げられるという。
日興コーディアル証券は、同システムの各営業店やコールセンターへの展開を計画しており、2005年末までに全社展開を完了する予定。「最終的に約1万台のIP電話機が導入される」(シスコシステムズ、ネットマークス)
なお、導入に関わる全体設計、構築、保守などのインテグレーション作業はネットマークスが担当している。
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