マイクロソフトのブラウザInternet Explorer5にセキュリティ上の脆弱性が発見された。ビットマップファイルの処理に問題があり、特殊なビットマップを渡されると読み込む際に整数オーバーフローを起こすというもの。この脆弱性を利用されるとリモートから任意のファイルが実行可能となる。
これは米国のコンピュータセキュリティ情報サービスSecurityTrackerに報告されたもの。発見者は先頃インターネット上に漏えいしたWindowsNT/2000のソースコードからこの脆弱性を発見したとしている。現時点ではこの脆弱性への対応策や修正モジュールは発表されていない。Internet Explorerを更新してバージョン6を利用するのが対応策となる。
追記:2004年2月18日
マイクロソフトが確認したところでは、今回指摘された脆弱性は2002年9月にリリースされているInternet Explorer6 SP1では対応済み。Internet Explorer6には同様の脆弱性が存在する。したがって、対応策はInternet Explorerを更新してInternet Explorer6 SP1を利用することとなる。
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