Red Hatは、新しいLinux 2.6カーネルを組み込んだFedora Core 2のテストバージョンをリリースした。
Red Hatによると、米国時間12日に登場したFedora Core 2初のベータ版には、人気の高いLinuxのユーザーインターフェースの新版、Gnome 2.5とKDE 3.2のリリースキャンディデート1も含まれているという。2.6カーネルの「テスト1」バージョンには、これまでよりも強力なサーバをサポートする機能が追加されており、また同時に複数のソフトウェアタスクを扱う機能なども向上している。
Fedoraは、Red Hatの提供する2つのLinuxのうち、より個人ユーザー向けの実験的色合いが濃いものである。このバージョンは無料で配布されているが、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)製品に見られるサポートや長期のバグ修正提供はない。なお、RHELで2.6カーネルを組み込んだバージョンが登場するのは2005年以降と見られている。
Linux OSの最大手であるRed Hatは、Fedoraを短時間で成熟したものとするため、外部プログラマの援助を募っている。
次のバージョンFedora Core 2 test 2は3月8日に、test 3は3月28日、そして最終バージョンは4月19日にそれぞれリリースされる予定だ。
同ソフトウェアは現在Red Hatのウェブサイトからダウンロード可能となっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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