大日本印刷は2月12日、ICタグを利用した物品管理システムを速やかに導入するためのキット「ACCUWAVEスターターキット」を発売すると発表した。価格は1セット90万円で、3月に販売を開始する。
ACCUWAVEスターターキットには、カードサイズ(54×86ミリ)のICタグが150枚、ミニサイズ(35×18ミリ)のICタグが150枚付属する。搭載チップはPhilipsのI-CODE SLI(13.56MHz)で、付属のハンディ型リーダーライターを使用した場合の読み取り距離は7〜8センチ程度。また、ICタグ内蔵ラベルの表面へのプリントとICタグ内部のエンコードを同時に行える小型ラベルプリンタ、ICタグ登録や入出庫管理、プリンタ制御などを行う物品管理ソフトも付属する。物品管理ソフトの動作環境はWindows 2000/XPとなっている。
大日本印刷では、これまでにSI企業やメーカー、流通業を対象に開発キット「ACCUWAVEスタディキット」を2001年から累計で約100セット販売している。ACCUWAVEスターターキットでは、サプライ品も含めて年間1億円の売上を見込んでいる。
大日本印刷のニュースリリースCNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」