三井住友カードは2月6日、FeliCa対応の非接触ICチップを搭載した社員証兼用コーポレートカードを、松下電工の国内全社員に発行すると発表した。カード会社がFeliCa付きカードを自社発行するのは、三井住友カードが初めてという。
従来FeliCa付きカードの発行業務は、ICカード作成メーカーが行っていた。社員証カードはビル入退出や食堂精算など毎日利用するものなので、破損や紛失した場合にはすぐ再発行しなければならない。しかし、FeliCa付きカードはメーカーに作成を依頼するため、これまで再発行に約2週間もかかっていたという。「クレジットカード会社として初めてFeliCa付きカードを自社発行できるシステムを構築したことで、通常のクレジットカードと同様の迅速な再発行が可能となり、企業ニーズに対応できる体制を整えられた」(三井住友カード)
なお松下電工は、ICチップ搭載の社員証を約1万5000人の全社員に発行することで、全国の工場/事業所に入退室、侵入などを監視するシステムを導入し、セキュリティの強化を図る。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」