Microsoft Office 2003の価格が、まもなく登場する同社のほかの各種製品のものとともに、Amazon.comの英国サイトで公開されてしまった。
米Microsoftはこれまで、新製品の価格情報だけでなく発売日もひた隠しにしてきたが、Amazon.co.ukには同製品が英国では10月24日に発売されると示されていた。
Amazonの関係者によると、同サイト上の価格は正規のもので、「通常は価格情報が入り次第公開している」と語った。
だが、Microsoftの方ではまだ価格を公表していないと言う。本稿執筆時には、同社がこの件を調査中だと述べた。
ZDNet UKの読者が指摘したところでは、Amazon英国サイトの表示では、Word、Excel、Outlook、およびPowerPointが含まれるMicrosoft Office 2003 for Windows XPの価格が560ドル、これにOutlook、Publisher、そしてAccessが加わるプロフェッショナル版が690ドルとなっていた。これらの価格は、Amazonが現在Office XPおよびOffice XP Proのパッケージに設定しているものよりやや高めである。
Office XPで140ドルとなっている教師・学生向け「アカデミックパック」のStandardエディションも、Office 2003では192ドルへと引き上げられている。一方、ProfessionalエディションからAccessデータベースアプリケーションを省いたOffice Small Business Editionは618ドル。
アップグレード価格はStandard Editionが321ドル、Professionalバージョンが433ドル、そしてSmall Business Editionが377ドルとなっている。
Amazon.co.ukでは、やはり出荷予定が10月24日とサイト上で表示されている個々のアプリケーションについても価格を公開している。
同サイトで示された価格は、Outlook 2003が144ドル、Word 2003、Excel 2003、そしてPowerPoint 2003がそれぞれ321ドル。またProject 2003は778ドル、Publisherは224ドルで、VisioとVisio Proはそれぞれ273ドルおよび674ドルとなっている。
さらにOffice 2003でデビューするInfoPathおよびOneNoteの2つのアプリケーションのスタンドアロン版の価格も公表された。
価格289ドルのInfoPathは、データを整理および共有するためのアプリケーションで、また価格273ドルのOneNoteはWordに似ているがユーザーが画面上のどこにでもメモを書くことができ、タブレットPCハードウェアでの利用を想定して設計されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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