米調査会社のGartner Dataquestが2002年第4四半期の米国サーバ市場を調査した結果を発表した。Linuxサーバの総売上高は3億8460万ドルに達し、前年同期の2億220万ドルと比べて90%増加した。ちなみに米国サーバ市場全体の売上高は同5%の成長にとどまった。
Linuxサーバの分野でトップを獲得したのは米IBM。売上高は前年同期の7560万ドルから1億5990万ドルに増加した。米Hewlett-Packard(HP)の売上高は、前年同期の4430万ドルから81%増の8020万ドル。米Dell Computerの売上高は7710万ドルで、前年同期の4640万ドルから約66%の増収。2002年にLinuxサーバの販売を開始した米Sun Microsystemは130万ドルで、第3四半期の91万2500ドルから増加した。
米国サーバ市場全体に対してLinuxサーバが占める割合は、出荷台数ベースで14%を超えるが、売上高ベースでは7.6%。前年同期は出荷台数ベースで9%、売上高ベースで4.7%だった。
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一方、UNIXサーバの総売上高は前年同期の17億4000万ドルから3%低下し、16億9000万ドルとなった。Sunが首位を維持し、6億7500万ドルを売り上げたが、この数字は前年同期と比べて27%の減少である。 2位のHPは、前年同期比54%増の5億6260万ドル。3位のIBMは3億6180万ドルで、前年同期と比べて9.4%の伸びにとどまった。米SGIは4位に付けたものの、売上高は3910万ドルで前年同期から25%落ち込んだ。
米Intel製プロセッサ搭載サーバの総売上高は18億ドル。前年同期比で17.4%成長、前期比では3.5%の増加である。なおGartnerは、2003年に低価格のIntelサーバの売上高が、ハイエンドUNIXサーバのそれを初めて追い越すと予測している。
米国サーバ市場全体をみた場合、売上高ベースの首位はIBMで、HP、Sun、Dellが続く。出荷台数ベースのトップは、30%のシェアを占めるHP。Dellがシェア19%で2位に付けている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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