米デル、社内サーバ14台をLinuxに切り替え

 米Dell Computer は、同社のサーバ14台を米Sun Microsystems製マシンからLinuxベースの自社システムに切り替えた。米Oracleのデータベースソフトウェア9i RAC(Real Application Clusters)を米Red HatのLinuxディストリビューションで動作させる。Dellの最高情報責任者のRandy Mottが米国時間1月23日、LinuxWorld Conference and Expoで明らかにしたもの。

 「1台の強力なシステムを使うより、ローエンドのコンピュータをクラスター接続して使う方がコストは安いし速い」(Mott)。販売事業のデータベースと販売員給与関連のデータベースシステムを切り替えたという。

 米IlluminataのアナリストのJonathan Euniceによると、クラスター構成のコンピュータでデータベースを走らせるのは技術的に困難とされているという。「これまでにそれを実現しているのは、 米Hewlett-PackardのNonStop部門(元米Tandem)と米NCRのTeradata部門だけだが、徐々に開発が進んでいる」(Eunice)

 LinuxWorldでは米IBMも、クラスター構成のLinuxサーバで動作するDB2データベースソフトウェアを披露した。高速接続技術InfiniBandを用いてサーバをつないだ。

 Mottは今回のサーバ切り替えについて、「IT技術を生産性向上に利用する一例だ。技術を用いれば、どの分野でも、誰でも生産性をあげることができる」と説明する。また、「常に技術革新を続けなければ、業界全体が衰退する」とも語った。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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