マイクロソフト、NRIなど3社がオープンシステム移行ソリューション販売で協力

ニューズフロント2004年12月10日 16時08分

 野村総合研究所(NRI)が、レガシーシステムをオープンシステムに移行するマイグレーション(移行)ソリューションSitarの販売を11月に開始した。Sitarは、マイクロソフトのMicrosoft .NETと、インドZenSar Technologiesのシステム分析/実装技術を採用するソリューション。営業活動は3社が協力して展開する。

 Sitarは、既存システムのビジネスロジックを抽出し、プログラムを再構成したうえで新プラットフォームへの移行を実行する。これにより、保守性や拡張性を大幅に向上させるとともに、システム全体として維持コストを低減できるという。

 「従来のマイグレーション手法は、オリジナルのソースコードになるべく手を加えず、開発言語も基本的にそのままで移行するため、冗長な作りや重複した機能も残る。Sitarはこの欠点を解消しており、特に機能強化/拡張を重ねて内部がブラックボックス化しているようなケースにも有効」(3社)

 協業における各社の担当分野は以下の通り。

  • NRI:
     企業システム全体を見据えたプロジェクト計画策定および実行、システム基盤構築、信頼性/性能/運用面の対応、プロジェクト管理、移行作業など
  • マイクロソフト:
     エンタプライズ向け基盤技術/基盤ソフトウェアの提供
  • ZenSar:
     システム分析、オブジェクト指向技術によるシステム実装

 3社は、マーケティングやセミナーなども共同で実施する。初年度の受注目標額は30億円。

マイクロソフトのプレスリリース
野村総合研究所
ZenSar Technologies

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