ダイワボウ情報システム(松本紘和社長)の03年度(04年3月期)中間連結決算は、売上高が前年同期比0.5%増の1594億2500万円と増収だったものの、営業利益が同32.8%減の7億5700万円、経常利益が同47.4%減の5億200万円、当期純利益が同30.8%減の2億4300万円と減益になった。
利益が減少したのは、ハードウェアの低価格化が要因。情報機器卸売等販売事業は、売上高が同1.4%増の1505億2600万円だったものの、営業利益が同34.3%減の6億4200万円だった。パソコン本体は台数が同9.9%増の47万7000台と伸びたものの、売上高が同2.3%減の683億4900万円。「企業や官公庁で低価格化が続いている。とくに地方自治体の入札で価格下落が激しいため、当社の地方支店が苦戦している状況」(松本社長)という。
一方、情報機器店頭小売販売事業は売上高が7.2%減の93億4000万円だったものの、物品販売に加え総合的なサービスの提供に重視し、営業利益が同59.6%増の2億9800万円になった。
通期の連結業績見通しは、価格競争が引き続き激化することから、期初に売上高が3550億円、経常利益が33億円、当期純利益が15億5000万円と見込んでいたものを、売上高3460億円、経常利益28億円、当期純利益14億円と下方修正した。今後は、システム・インテグレータ事業やサポート・サービス事業の強化、物流のローコスト化に注力する。
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