アイルランドのPolarLakeは6月20日、同社製品のロードマップを発表した。同社は、今後提供していく製品で「企業がミッションクリティカルなXML/Webサービスを実装する際に直面する問題を解決するソリューションを提供していく」(同社)とする。
PolarLakeが同日発表した製品は以下の通り。いずれも2003年第2四半期中のリリースを予定する。
- PolarLake JIntegrator(Enterprise XML and Web Services Platform for Java):JavaやJ2EEベースのXML/Webサービスシステムの新規構築や、既存システムの拡張を可能にするプラットフォームを提供する。XMLを用いたアプリケーションの統合、企業へのEnterprise Service Busアーキテクチャの導入(コンテンツベースのルーティング、パブリッシュおよびサブスクライブ、Webサービスなどのサポート)など、幅広く適用可能。
- PolarLake Messaging Integrator(XML integration brokering and transformation):ルーティング、バリデーション、プロセスを含むXMLベースの統合をサポートする。特長として複雑な変換を、グラフィカルインターフェースを使って可能にするXML変換エンジン「PolarLake Mapper」を備える。
- PolarLake Database Integrator V3.0(XML-to-Database Integration):XML/Webサービスとリレーショナルデータベースの動的統合をサポートする。XMLにフォーマットしたデータとリレーショナルデータベース向けにフォーマットしたデータ間の変換もサポートする。
- PolarLake Connectors(Enterprise Business Application Integration):SAP、Siebel、Peoplesoft、JD Edwards、Oracleといった業務アプリケーションの動的な統合機能を備える。アプリケーションのビジネスレベル機能をサービスとしてエクスポーズし、PolarLakeから正確なビジネスプロセス統合を行う。
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