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UMLモデリング推進協議会が発足、「日本のモデリング技術者不足解消を目指す」

2003/05/19 20:00
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 日本IBM、オージス総研、ビジネスオブジェクト推進協議会は19日、同3団体が発起人幹事となり、UMLモデリング推進協議会(UMTP/Japan)を設立すると発表した。UMTPは特定非営利活動法人で、ITベンダーやユーザー企業、および専門家が共に、UMLなどによるモデリング技術者の育成と業務モデル共有促進を目指す。

 発起人幹事の1人であるビジネスオブジェクト推進協議会専務理事で東京国際大学教授の堀内一氏は、「インターネットでのBtoBや情報共有は必須となっているが、さらにビジネスプロセスを開示し、業務モデルを共有しあうことがビジネスの連携において不可欠となりつつある」と述べ、日本国内のITベンダーにおける国際標準への認識不足や、モデリング手法が統一されていないこと、またモデリング技術者の不足を現状の問題点として指摘した。

 UMTPではこのような課題に取り組み、日本のIT産業の国際競争力向上とソフトウェアビジネスの有機的連携を実現するため、モデリング技術の体系化と普及活動、技術者の認定事業、モデル共有促進事業などを行うのだという。

ビジネスオブジェクト推進協議会専務理事兼東京国際大学教授、堀内一氏

 モデリング技術普及のためにUMTPは、モデリング技術の調査研究や体系化を行い、育成カリキュラムも策定していく予定。また、経済産業省など産学官代表によるUMTPの方向付けの委員会として「モデリング普及検討委員会」(仮称)を設け、同委員会がモデリング技術普及策のレビューなどを含むUMTP事業計画全体を支援する。

 技術者の認定においては、現在オージス総研が提供しているウェブベースのOGIS UML Universityをさらに発展させ、UMTP Universityとしてウェブ上で学習と認定受験を提供する。UML認定試験は1998年9月に開始して以来順調に受験者数が伸びており、特に昨年12月Rational SoftwareとIBMの統合が発表されて以来認知度が高まったこともあり、受験者数の合計は4月末時点で25万人となった(うち合格者は4万人)。OGIS UML Universityでは受講料などが無料だったが、UMTP Universityでは試験に合格した場合、認定料として数千円を課金する予定。

 モデル共有促進事業についてUMTPでは、モデルを共有するにあたってのガイドラインや共有モデリング方法論の策定、共通モデルパターンとプロファイルの策定に加え、分野別のベストプラクティスモデルの策定を支援する。

 またUMTPは国際連携も視野に入れており、「UMTP/Japanとしたのは、UMTP Asiaという構想がすでにあるため」(堀内氏)で、現在中国、韓国、インドと共にモデリング技術普及に向けた取り組みをはじめているという。

 UMTPでは設立発表と同時に会員募集を開始、目標会員数は「会の財源となる会費のブレークイーブンポイントである100会員」(堀内氏)としている。

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