マイクロソフト、車載情報端末向けソフトウェアプラットフォーム最新版を発表

ニューズフロント(CNET Japan特約)2003年04月24日 14時52分

 マイクロソフトは4月24日、車載情報端末向けのソフトウェアの最新版、Microsoft Windows Automotive(旧称:Windows CE for Automotive)4.2を発表した。5月2日より自動車メーカーや車載情報端末メーカー、車載情報端末向け開発者向けに出荷を開始する。

 Windows Automotive 4.2は、組み込み機器向けOSのWindows CE .NETをベースとしている。マイクロソフトでは、同社製品や技術との組み合わせにより、「運転中に音声やタッチパネル画面でインターネットから必要な情報を入手し、情報を読み上げさせるといったことが可能になる」と説明している。

 また、車載情報端末とデバイスを利用すると、運転者同士や、運転者と家庭あるいは歩行者などがリアルタイムの会話や情報共有ができるようになる。さらに、802.11などの無線LAN技術を使うことで、公共に設置されたホットスポットなどでの利用が可能になるという。

 同社が発表したWindows Automotive 4.2の主な特長は、以下のとおり。

  • 軽量で高速・高機能な車載情報端末用ユーザーインターフェイスAUI(Automotive User Interface)により、高度なUIを短期間で開発可能
  • 高速地図描画、高速起動、電源管理などの車載情報端末向け基本機能を装備
  • WebブラウザのInternet Explorer 6相当のブラウザコンポーネントを搭載
  • Windows CEの統合開発環境のPlatform Builderや、各プロセスとスレッドのCPU使用時間解析用Remote Kernel Tracker等のツール群により、開発生産性を向上
  • DirectXのマルチメディア用API、DirectShow上のフィルタにより、様々なメディアファイルを一括して扱えるメディアアプリケーションの作成が可能

マイクロソフトのプレスリリース

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