ほとんど特許利用料のかからないウェブ標準技術の開発環境作りを目指してきた、ウェブ標準団体World Wide Web ConsortiumのPatent Policy Working Group(W3C)は、特許方針の最終草案「Royalty-Free Patent Policy」を19日に発表した。約6週間にわたり一般のコメントを受け付け、5月中に理事が最終決定する見通し。オープンソース推進派と専有ソフトウェアメーカーとの間の妥協策である本方針では、特許技術はほとんどの状況で特許料がかからない場合にのみ標準技術として利用できる、というスタンスを基本的に取っている。しかし特許保持者が利用料を要求したい場合には、W3CのPatent Advisory Groupが問題解決にあたるという。
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