米国では今年オンラインショッピングが1000億ドル市場になろうとしている。
市場調査会社米Forrester Researchが25日(米国時間)に発表した調査結果によると、オンラインでの売上は、この年末商戦だけで122億ドルを記録しそうだという。
同社では、オンラインでの売上増加について、アパレル、インテリア、スポーツ用品といったアイテムへの消費者の支出が増え、これに経済状況全般の好調が相まったことが原因と説明している。また、同じく調査会社のJupiter Researchによると、ネット上でのクレジットカード利用に対する信頼感が増したことも、売上を押し上げる原因になっているという。
売上の増加はすでに数字に現れている。商務省が今週行った発表によると、2003年度第3四半期のオンラインでの小売売上高は、前年同期比で27%増加したという。
Forrester Researchによると、オンライン小売各社の多くは、配送料を無料にして顧客を惹きつけているという。こうした小売サイトでは、一定の額以下では買い物できないようにしたり、あるいはオンラインで買い物するインセンティブを提供するなどして、売上を増やそうとしている。小売大手の米Sears, Roebuckは25日、感謝祭の週末向けに設定する価格のなかには、オンラインでは1日前倒しで適用するものもあり、またリベートを提供して送料を無料にすると発表している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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