「Windows 10」の提供が開始された。Microsoftは現在、同OSを無償で「Windows 7」「Windows 8」「Windows 8.1」ユーザーに期間限定ながらも提供している。これは、多くのPCユーザーにとって素晴らしいニュースだが、「Windows XP」や「Windows Vista」搭載機をまだ使っているユーザーは、取り残された気分になっているかもしれない。しかし、すべての道が絶たれたわけではなく、アップグレードオプションは依然として残されている。これらユーザーができることを以下に示す。
皆さんに対してWindows 10へのアップグレードを強要する人はいない。Windows XPやWindows Vistaを搭載の「とりあえず動作する」コンピュータを使う幸せな人たちは多くいる。しかし、Microsoftは、Windows XP向けにセキュリティアップデートやパッチを提供することを止めている。これは、皆さんのPCがマルウェアに対してより脆弱であることを意味する。Windows Vistaもこれらパッチを2017年4月以降受け取ることができなくなる。
Windows 10は、Windows 8で聞いているようなひどいものではない。事実、見た目においてVistaやXPと大きく違わず、なじみの「Start」ボタンやこれまで親しんできたデスクトップインターフェースがある。その一方で、Windows 10では、便利な音声アシスタント「Cortana」がデスクトップに追加され、新しい「Edge」ウェブブラウザが「Internet Explorer」を置き換えており、「Xbox One」ゲームストリーミングすらある。
皆さんのシステムがWindows 10の稼働に必要な最低限のハードウェア条件を満たしていれば、インストールが可能だが、OSの入手には費用がかかる。「Windows 10 Home」は119ドルで販売されている。Windows 10 Proは199ドルだ。また、「Windows 10 Pro Pack」は99ドルで、Windows 10 HomeからProエディションへのアップグレードを後日可能にする。
ありがたいことにWindows 10は、稼働するために非常にハイエンドなハードウェアを必要としない。ただし、一部の旧型マシンでは動作しない可能性が依然としてある。Windows 10の要件は以下の通りだ。
皆さんが持っているマシンがWindows 10を稼働するための最低限のシステム要件を満たしていたとしても、スムーズに動作するとは限らない。新しいPCを購入するための投資をするのも悪くないだろう。特に、Windows 10を購入するのに120ドルが必要ならばなおさらだ。価格が200ドルから500ドル程度で、Windows 10を問題なく稼働することができるノートPCは多くある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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