総務省は、地上デジタル放送への完全移行に関するリハーサル実験が1月24日に終了したと発表した。これは石川県珠洲市と能登町の一部で実施されていたものだ。
今回の実験は、2011年7月のアナログ停波を前に一部地域でアナログ放送を停波させ、予想されるトラブルの認知や、対応策を講じるために実施されたもの。石川県珠洲市と能登町の一部地域がモデル地区となり、1月22日正午から24日正午までの48時間、アナログ放送が停止された。
社団法人 デジタル放送推進協会によると、住民などからテレビ受信者支援センターである「デジサポ珠洲」に49件の問い合わせが寄せられたものの、特に大きなトラブルや混乱はなかったという。
総務省では、実験の対象世帯などにアンケートをし、2月中にも報告書をまとめる方針。また、実験結果を分析・検証し、同地域では全国より1年先駆けて、アナログ放送が完全に終了する予定だ。
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