無線LANの暗号化方式「WEP」が数秒で解読される手法が発見されたという報道を受け、総務省が注意を呼びかけている。
WEPを一瞬にして解読する方法は、10月9日に開催された「コンピュータセキュリティシンポジウム 2008」において、神戸大学と広島大学の研究者グループが発表したもの。任意のIPパケットからWEPキーを数秒で解読するという。
総務省ではこれを受け、同省が運営する「国民のための情報セキュリティサイト」内で注意を喚起する文書を掲載。安全に無線LANを利用する方法として、(1)WPA2-PSK方式等による暗号化を行う。認証の際に設定する文字数は、21文字以上とする、(2)MACアドレスによるフィルタリングを設定し、接続するクライアントを制限する、(3)外部の人にSSIDが簡単にわからないように設定する(推測しにくいIDにする、SSIDを見えなくするためのステルス機能を利用する)の3点を実行するよう勧めている。
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