エキサイトは8月6日、フォン・ジャパンと協力し、無線LAN共有サービス「FON」のアクセスポイントを表示する「FONマップ」を日本向けにカスタマイズした、「日本版 FONマップ」を発表した。 FONとは、ユーザーが自宅やオフィスなどの無線アクセスポイントを開放・共有し、世界中に無線LANのインフラを構築することを目的とした、ユーザー参加型の無線LAN共有サービス。利用者はユーザー登録をして、専用の無線LAN共有ルーター「La Fonera」を接続することで世界中のアクセスポイントを利用することが可能となる。
現在、同サービスの世界の会員数は約44万人、約18万個所のアクセスポイントを保有する。また、日本国内においても2006年12月5日のサービス開始以来、2007年7月30日現在で、約3万5000人の会員数、約1万9500ヵ所のアクセスポイントを保有している。
今回発表された日本版のFONマップでは、東京都内を中心に、日本国内から全世界のアクセスポイントを表示。各アクセスポイントが1時間以内にアクティブ状態にあったか否かによる色分けや、接続状態などの各々のステータスをフォンマップアイコンで表示する。
そのほか、デフォルト状態で「渋谷駅」の周辺を中心に表示するようカスタマイズされているなど、「海外用FONマップ」を日本国内で使用する場合に比べて、素早いアクセス処理とシンプルなユーザーインターフェイスが特長だ。
また、マップの更新は、FON専用無線LAN共有ルーターの「La Fonera」とFONサーバーが1時間間隔で通信を行い、その時点での専用ルーターのステータスが表示される。
エキサイトでは、2006年12月から「BB.excite」の東京在住の会員3000人のモニターを募集し、「La Fonera」の無料で配布したほか、東京都および関西地方に26店舗を構える「エキサイト・ブロードバンド・カフェ」に、「La Fonera」を随時設置し、サービス提供。2007年7月からは、エキサイト内のECサイト「ショッピング・エキサイト」で」La Foneraの販売を開始している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス