アイピーモバイル、下り約11Mbpsの高速モバイルブロードバンドサービスの商用化実験

 アイピーモバイルは10月2日、2007年春に予定されているモバイルブロードバンドサービスの提供開始に向けて、より高速な環境での利用を可能にするための商用化実験を開始すると発表した。

 同社はサービス開始に向け、TD-CDMAによるモバイルブロードバンドサービスの実験を継続してきた。今回開始する実験では、従来の5MHz帯域を使うシステム(スループット下り約5.5Mbps)より広帯域かつ高速な10MHz帯域のTD-CDMAシステムの導入により、スループット下り約11Mbps(平均3Mbps以上)の実現を目指す。

 同社は総務省に実験局免許申請を行い、免許が取得でき次第、順次商用化実証実験を開始し、あわせて本格的なネットワークの構築を進めるとしている。

 商用化実験は2007年春までをめどとし、千代田区、港区、中央区など都内中心部より基地局を建設、順次周辺地域へと拡大する。

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