YOZANは12月22日、セキュリティサービス「児童見守りシステム」について、ボーダフォンのネットワークを活用して提供地域を日本全国へ拡大すると発表した。
児童見守りシステムは、専用の小型端末「スクールベル」を身につけた児童が緊急時に保護者や学校、自治体などへ連絡が取れるようにするシステムだ。児童が被害に遭う事件が多発している社会背景を受け、児童の安全を守るサービスへの関心が高まっている。これまでに東京都品川区が採用しており、3つの区立小学校で実際に使われているという。
YOZANはボーダフォンの第2世代携帯電話ネットワークを利用する。これまではYOZANが保有するPHS回線を利用していたが、同社は11月末で一般向けのPHS音声サービスを終了するなどPHS事業を廃止する計画のため、ボーダフォンのネットワークを利用することにした。なお、品川区では現在もPHS回線を利用しているが、ボーダフォンの回線へと移行させたい考えだ。
サービスの全国展開に合わせ、名称を「パーソナルセキュリティシステム」と改め、児童や住民の安心と安全の確保を支援したいとしている。
パーソナルセキュリティシステムの稼動開始は2006年7月からとなっており、同年4月からはスクールベルのプロトタイプを用いた法人向けトライアルも予定されている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス