デジタルコンテンツプロバイダのフェイスは9月26日、米国で携帯電話キャリア事業を手掛けるフェイスコミュニケーションズを子会社化し、全米の富裕層向けにモバイルサービス事業を展開すると発表した。
フェイスコミュニケーションズは、米国ロサンゼルスに本拠を置き、米国最大手の携帯電話キャリアであるSingularの回線を使った仮想移動体サービス事業者(MVNO)として、「VOCE」(ヴォーチェ、イタリア語で声の意味)ブランドにより年収20万ドル以上の高所得者層をターゲットとしてサービスする。10〜12月にはロサンゼルスの高級ショッピング街の店舗を中心にテストサービスを開始し、本サービスは2006年に予定している。事業地域もニューヨークやサンフランシスコ、シカゴ、マイアミ、ボストンなどへ拡大する。
VOCEは、NokiaやMotorolaなどの高機能専用端末の提供や、端末の無料交換・アップグレード、国内・国際通話の無制限サービス、空港でのアテンド、専用ラウンジの利用などのコンシェルジュサービスを加入者に提供する。
フェイスでは、特定顧客向けのモバイルサービスを提供することによって、既存のモバイル市場にはない新たなビジネスモデルを展開していく。また、自社以外へのMVNO事業者向けのサービスやソリューションも提供していくかまえだ。
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