IntelとCisco Systemsが、無線LANの信頼性とVoIP通信の品質改善に向けて提携した。
両社は米国時間8月23日、カリフォルニア州サンフランシスコで開催中のIntel Developer Forum(IDF)において、自身らが「Business Class Wireless Suite」と呼ぶモバイルコンピュータシステムに、それぞれが開発した新機能を追加する計画だと発表した。両社によれば、CiscoのUnified Wireless ArchitectureとIntelのCentrinoプラットフォームで利用されている新しいプログラムを2006年3月までに、Business Class Wireless Suiteに追加するという。
CiscoとIntelによると、Business Class Wireless Suiteは、Intel製チップを搭載したノートPCが、単一のネットワーク内でより冗長性をもってローミングするために無線LANアクセスポイントを発見するのを助けるソフトウェアだという。同製品にはまた、インターネットに接続されたノートPC経由での音声通話の明瞭さと信頼性を改善することを目的にした機能も追加される。
また両社は、ワイヤレスネットワークのセキュリティ強化に向けた取り組みで協力することも発表した。その一環としてIntelは、Ciscoがセキュリティ脅威の検出と防御を目的に推進するNetwork Admission Controlプログラムに参加するという。同様にCiscoは、IntelのActive Management Technology(AMT)プログラムに参加する意向だ。AMTプログラムとは、企業のIT部門にリモートからのトラブルシューティングが可能なツールの提供を目的とした取り組みである。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス