鷹山は4月14日、高速通信規格のWiMAXを利用した無線IP電話サービスの実現に向け、英Airspan NetworksとWiMAXの基地局購入契約を交わしたと発表した。発注金額は約10億円だという。
鷹山がAirspanに発注したのは、(1)WiMAX基地局が600局×2チャンネル(1200局相当分)、(2)WiMAX中継基地局が4000局、(3)WiMAXネットワークに接続して映像情報を送受信するセットトップ端末が6000台、(4)その他ソフトウェアなど。発注金額は981万6000ドル(1ドル108円換算で約10億6000万円)となっている。今回契約した機器などは、10月頃より順次納品される予定だ。
鷹山はWiMAXを利用した無線IP電話サービスを2005年12月より開始すると発表している。WiMAXはIEEE802.16という規格に基づいた高速無線通信方式で、1つの基地局アンテナで半径50kmをカバーでき、通信速度は最大75Mbpsとされている。電子メールやデータ通信のほか、自社ユーザー間の音声通話も含めて利用料金を月額3000円の定額で使い放題にする計画だ。
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