QUALCOMMは4月12日、NTTドコモが提供するFOMAネットワーク上において、 W-CDMAの相互接続試験に成功したと発表した。
この相互接続試験はQUALCOMMのMobile Station Modem MSM6250チップセットとソフトウェアを使って、2004年6月から実施していたもの。相互接続試験の内容は広域ネットワークにおけるパフォーマンスのチェック、端末の待ち受け時間や通話時間の評価などだという。
今回の相互接続試験により、MSM6250用ソフトウェアと同社のW-CDMAチップセットがFOMAネットワークと互換性を持つことが確認されたと同社では説明している。
NTTドコモ グローバルネットワーク開発部部長の串間和彦氏は「QUALCOMMのソリューションによって、諸外国のユーザーが我々のFOMAネットワークにローミングでき、我々の提供する進んだサービスを利用することが可能になる」と説明している。また、QUALCOMMのチップセットを利用することで端末の開発コストを下げ、市場への投入時間を短縮することができるとしている。
NTTドコモの相互接続試験については、4月7日にEricsson mobile Platformも試験を完了したと発表している。
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