韓国のLG Electronicsは、Nortel Networksと共同でWiMAX対応製品の開発を行うと発表した。WiMAXとは、数マイル規模のカバーエリアをもった高速無線技術。サービスが予定通り2006年か2007年に提供開始されれば、同技術はブロードバンド接続を提供する既存のケーブルやDSLプロバイダを脅かす存在になる可能性もある。
今回の合意の下、NortelはLG製のGSMおよびCDMA対応携帯電話を802.16eに対応させるソフトウエアを開発するという。802.16eはノートPCや携帯電話向けに策定されたWiMAXの標準規格。両社は2006年後半にも、WiMAXに対応したLG製携帯電話のテストを開始する計画だ。
LGはまた、携帯電話事業部の研究開発センターをサンディエゴに新設し、北米市場向けの携帯電話を設計することも発表している。LGは、この研究開発センターで米国の無線通信キャリアと協業することにより、文化やスタイルにおける最先端のトレンドを吸収したいとしている。
LGは同様の研究開発センターをすでに北京、モスクワ、パリ、バンガロールに設置しており、自社の研究開発スタッフを世界に配置している。今後、約5000人の研究開発スタッフのうち韓国人以外のスタッフの割合を30%以上にするため、世界各国で開発者を採用する計画だと、同社はいう。
この2件の発表は、米国ニューオーリンズで開催中の「CTIA WIRELESS 2005」で行われた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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